車好きの最強の遊園地。FORZA HORIZON 5レビュー

Forza Horizon5は神ゲーです。冒頭で言い切るのは斬新ですが、レースゲームの楽しみをいっぱい詰めたのがこちらです。パーフェクトではありませんが、レースや車に少しでも興味があれば満足いく作品かと思います。

解放感、スピード、最高です!

日本ではレースゲームと言えばGran Turismoが有名ですね。ただGTではないレースだけではなくフリーローミング、いわゆるこの世界を自由に走り回れる要素は普段はないです。Forzaではこの世界が全てをベースに作り上げていきます。最近のアサシンクリードみたいなオープンワールド的な感覚です。マップ上に見つけ出す小物や隠し車を発掘するなどのアクティビティもあります。ただ普通のオープンワールドゲームと違って戦いをするではなく、その場所に移動することがこのゲームのメイン要素なのでまさにオープンワールドに一番見合ったジャンルと言ってもいいかもしれません。この好きな車で自由に走り回れる解放感は心を癒されます。もちろんマップ上に散りばめられているアクティビティ、レースやシンプルなスピード測定、ジャンプ力等をプレイするのも非常に楽しい車との過ごし方です。

マップは広く色々なアクティビティがあります。ゲームを進むにつれさらに増えていきます。
シミュレーターとしても優れている場面もあります。

このゲームプレイの楽しさを倍増するのはもちろん凄い綺麗なグラフィックとパフォーマンスがスムーズで割とバグフリー(マルチ外は)な3本柱です。普通な要素のはずなんですが、最近の大型ゲームはこのグラフィックが綺麗なだけを提供するところが多いので、全部整っているのは嬉しい限りですね。ただマルチプレイはレビュー当時ではまだバグ多数発生します。

ゲーム要素まとめ

各車で取得できるマスタリーというアビリティがあります。車の性能などは影響ないですが、経験やポイントの計算に繋がるものがメインとなります。
シミュレーターとして各車の細かい設定を調整することができます。ものによってはパーツを購入しないといじれませんが。
パーツはCRというゲーム内で稼ぐポイントで購入することができます。他にはこのCRで新しい車や家(ガレージ)、プレイヤースキンなどを購入できます。
フォトモードでカッコイイ場面を保存しましょう!
リプレイももちろんあります。ただGTやほかのレースゲームでよくある固定ポジカメラなどはありません。ずっとプレイヤーを追っていくものの中から選びます。

一つ私はそこまで好みではない要素はゲームの進めかたです。GTなどのキャリアモードとは異なり、最初からどの車にも乗れてどのレースにでも参加できます。自分が選んだ車のクラスにAIの車は自動的にあわされます。新しい車の取得はCRというポイントでの購入、ある条件をクリア(5レースで優勝、ドリフトをXXkmする等)したり、ウィールスピンで当てることができます。

ガチャ要素が少しあります。そこまでゲームには影響ありませんが。

どの車でも最初から手に入れることができるので達成感が少し薄れてしまいます。RPG的に自分を育てていくというより変わらぬ楽しいレースをして使いたい車を増やしていく進め方になります。

マルチプレイはちょっとバグが多かったので深く話しませんが、フレンドとAIのチームに分かれてポイントを競うPVEモードもあればフレンド同士で勝負するレースモードもあります。さらに通常にプレイしていると野良のドライバーをあちらこちらで見かけます。近くに来たらボタンを押して何もかけてない野良の即興レースができます。ただ友達と同じセッション(ゲームではコンボイと言われています)にいてもマップ上お互いを見えない時や、レースが終わったら突然切断されたり色々と問題が起きてました。

最後に課金のことを一言残します。このゲームは新しい車やスキン、をインゲームマネーで購入することができます。物によっては高額なものはあるので課金して早く手に入れることはできます。ただまったくもって課金しなくてもゲームの楽しみを思う存分経験できます。逆に課金すると無駄遣いをしている感覚に私は思います。なので課金要素が気になる方は安心していいと思います。

Gran Turismoではないけど、レースゲームの素晴らしさがいっぱい詰まっている作品。

自分はGTに対してバイアスがあるかもしれませんが、誰でも気軽に楽しく遊べるレースゲームはこのForza Horizon 5が一番適しているタイトルかもしれません。少しでも車やレースに興味あるのであれば試してみる価値はあると言い切れます。XBOX Game Passだと無料でプレイできます。

問い合わせは:popogameboss@gmail.com

お主ナウシカか?気持ちいい砂漠飛行旅、Sable

風の谷のナウシカ - スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI
@studio ghibli

ナウシカではオウムに続いてこのグライダーが印象的だったのを覚えています。白く広がる砂の地形を沿って飛んでいく姿、気持ちよさそうでした。新しいインディゲーム「SABLE」ではこの低飛行で移動しながら様々なパズルを解いていきます。

気持ちいいい!

まずSABLEの特徴と言えばこのデザインですよね。いわゆるセルシェーディングなんですが、今までこのような作品より線がはっきり描かれていて、さらに色を少し混ぜ合わせて解像度をわざと下げたようなスタイルになっています。よってかなり見た目が印象的なタイトルになっています。

オープニングから素敵な世界観、煙までも素敵に見える

この色合いと低い解像度感からの影響なのかこのデザインの一つの欠点が現れます。このゲーム内では時間が独自で進行していまして進みにつれ日が暮れていきます。夜になったり灯りがない建物内なでになるとこの綺麗な色合いが去り、小汚い感じの風景が残ってしまいます。

昼間の風景
同じ風景の夜
灯りが少ない建物内

上記の画像を見ていただけると分かりますが、ほかのゲームでローライトになってもここまでも変化を感じることは少ないと思います。見た目のデザインが第一の特徴だとかなりのデミリットに感じる人がいるのではないかと思います。普段そこまで気にならない自分でも、新しいエリアなどに行くときに「これ昼だったら綺麗なんだろうな~」と密かに心が囁く時があります。もちろん昼まで待てばいいのですがさすがに景色を見るためだけに待機してるのも辛いですからね。そう言いながらも灯りがある場面では世界観は独特でプレイしていて癒されます。癒し系のピアノメインのサントラも雰囲気を上げてくれます。

最近よく見慣れる壁のぼり

ゲームプレイはゼルダの伝説に似ています。ブレスオブザワイルド時のようにどの壁もスタミナ限り登れます。ジャンプに対してホバー系の能力で広く動きまわれます。グライダーは馬みたいに呼び寄せることができます。主にゲームの進行はパズルを解いていくものとなります。戦闘はありません。メインキャラやグライダーの見た目を変える服やパーツを取得して好きなスタイルにカスタマイズもできます。ここまでは王道のオープンワールド系のゲームと言えるでしょう。

11/10/2021現時点では日本語対応はしていません

ストーリーは全く偉大な展開ではなく一人の青年が自分を探す旅に出るしんみりな内容です。ただ現在このレビュー投稿時点でまだ日本語対応していません。間違った選択することはないですが、行かなければいけないエリア、パズルを解く鍵となる説明などを見逃すことになると苦戦するのは間違いないと思います。今は英語に自信ある人のみにお勧めします。

平和なオープンワールドを体験したい人に対しての名作

オープンワールドは高度な戦闘あり、悪から救うストーリーがセオリーとなっているなか、落ち着いて旅をしてチャーミングな世界とキャラクターのストーリーを体験したい人にお勧めします。日本語対応はいずれかされると思うので忘れずに視野には入れておきましょう。

問い合わせは:popogameboss@gmail.com

RTSが戻ってきた!AOE4はプレイすべきなのか?

大堂のRTSゲームが中々出ないご時世になりましたがここで日本でも人気のAge of Empiresの最新作がリリースされました。シリーズのファンは何を期待すればいいのか見ていきたいと思います。

ああああー懐かしいですね~!

まずみなさんにお伝えしたいことはAOE4はAOE3からの新作と言うより、AOE2のリメイクに近い感じです。時代設定も戦いの進め方もAOE2に似ています。ですのでAOE3が大好きだったファンは少し残念がるかもしれませんが、大体のシリーズファンはAOE2が好みなのではないかと思っています。

まずゲームを立ち上げましたらチュートリアルがあります。これをクリアすればメインのゲームに入ります。まずはキャンペーンをお勧めされます。このキャンペーンは実際に起きた戦場を元にしているので知識を身につけながらゲームの細かい操作方法を取得できます。

AOE初心者にも親切な方法でゲームシステムを紹介してくれます。
バトルの前にはこのようにリアルの現地の映像が出されていてリアリティを感じれます。

キャンペーンはミッション系で自由度は低いですが、丁寧に設計されていて「歴史がここで作られたのか」と感じさせてくれます。シリーズベテランでもAOE4は新しい要素はありますので一旦キャンペーンをクリアしてみてはいかがでしょうか?

キャンペーン以外でも内容は異なりますが基礎を習うことはできます。

進化より最適化

気になるゲームプレイですが、凄い新鮮でRTSが進化したような特徴を期待していますと的外れになってしまうかと思います。冒頭で言ったようにAOE2の少しアップグレードした感じでとらえていただけると大体わかるかと思います。もちろんより快適にプレイできるように何点か工夫されています。例えば建物は密着していても各ユニットが通れるようになっていますし、ユニット自体も自分のであればすり抜けれるようになっています。他にもプレイヤーにより親切で遊べるように工夫されています。そうなると「少し深みが無くなってしまったのでは?」と思われるかもしれません。各帝国の強みを生かして戦略とマイクロコントロールをしないと相手を攻略できないので、かなりやりこみ度はあると思います。少しシンプルになってもそれでもかなり忙しいです。偵察、訓練、アップグレード、拡張、攻める、守る、マイクロすべて同時にやっていないとダメなのでRTS好きな人は物足りなく感じることは少ないでしょう。

*注意書き、レビュー当時11月1日時点でモンゴルラッシュという95%の勝率を誇る戦略が今対戦モードの上位を圧倒していることらしいのでこのようなアンバランスは開発に対応してもらわないと戦略もクソもないですがね。

もちろんカスタム戦(スカーミッシュ)もあります。

RTSでもちろん重要なのはマップですがリリース直後には17マップが用意されています。マップには川、山、崖、湖、等戦略に関わる要素がありますのでどの帝国で、どのマップで、どのような戦略で攻める等調べる楽しみがあるかと思います。さらにリリース直後ではまだ追加されていない作成マップがアンロックされるようなので今後も飽きなく遊べるかと思います。

RTSと言えばマルチプレイですよね!

マルチプレイで現在レート戦(ランク)はできませんが簡単にPVPやPVEの対戦ができます。さらに観戦ができるのは嬉しいですね。リプレイかのように巻き戻し等もできますので勉強にも役立ちます。

テクニカル要素

私のPCスペックは以下です:

  • GPU : GeForce RTX 3060 TI
  • CPU : i7 9700 KF
  • メモリー : Corsair VENGEANCE LPX 32GB

設定はすべて高画質にして1080pだと問題なく遊べます。4人同時プレイまでは試してみました。ただ他のユーザーの話によるとかなりバグが多いとのことなのでパッチが来るまでは安定は保証はできません。ユニット、建物、マップ上全て綺麗に描かれていてプレイしていて困難しませんし、見飽きません。

音はクリアに聞こえますが、中盤・終盤で町や城を襲撃するまでは若干寂しい感じはします。序盤は主に建物建築したり、資源を集めたりだけなのでそこはしょうがないですが。

4v4と大人数カオス戦も楽しめます。私にはカオスすぎるかもしれませんが。

AOE・RTSファンのためのゲーム

ざっとゲームの詳細を紹介しましたが、現代RTSが少ない中、しっかりと作られて長く深く遊べるタイトルだと思います。悪い要素は少ないのでRTSジャンルの革命等を期待しない限り充分楽しめる内容だと思います。しかも私の超お勧めGamepassだと無料でプレイできるので興味ある方は触って後悔しないと思います。今のDLCやユーザー作成のコンテンツを楽しみにしています!

問い合わせは:popogameboss@gmail.com